機械・電気・情報を幅広く学ぶ学科

 「もの作り」を考えたとき,私たちは何を学べばよいのでしょうか? 自動車やロケットなら「機械」,テレビや携帯電話なら「電気」,コンピュータやソフトウェアなら「情報」,といった考えは決して間違いではないと思います.松江高専にもそれぞれ関連する学科として「機械工学科」「電気工学科」「情報工学科」があり,それぞれに特徴的な教育が行われています.

 しかし,近年のハイブリッドカーに代表されるように,今や機械・電気・情報は複雑かつ密接に絡み合っています.ガソリンエンジンのことだけを知っていても,モータに関する知識やそれらをうまく連携させるプログラムの知識がなければ良いハイブリッドカーを実現させることは出来ません.各分野の知識を組み合わせて「システム」と してうまく機能させることが重要になってきます.

 電子制御工学科では,そういった機械・電気・情報の知識や技術を,教室の授業と実験・実習により,体を動かしながら効果的に学習していきます.低学年の学生達は,幅広い学習分野に「大変だ」とよく言いますが,実際に自分たちのシステム(ロボットなど)を作る頃になると,「もの作りにはいろんな知識が必要だ」 ということが理解できるようになってきます.そのため,就職先や大学の進学先も多種多様で,機械関係,電気関係,情報関係,さらにはそれ以外,と本当に様々です.電子制御工学科で幅広い勉強をすることで,自分に向いた分野,自分を生かせる分野,さらに深めたい分野を自ら発見し,選択することが出来ているとも言えるのではないでしょうか.これは本学科の大きな特徴といえます.

 

 

 

  「機械・電気・情報」から「システムのコントロール」へ

 機械・電気・情報といった各分野の知識が備わってくると,「システム」と してそれらをうまく統合し,機能させるということが重要になってきます.さきほどのハイブリッドカーでもそうですが,システム全体を把握し「制御」する必要性が出てきます.

 「制御」は英語で「コントロール(control)」です.「コントロール」というのは「相手を自在にあやつる」ということです.例えばハイブリッドカーのモーターとガソリンエンジンをうまく連携させることができれば,燃費を飛躍的に向上させることができます.機械・電気・情報の知識をフル活用し,全体をうまく機能させる,制御させることを学ぶのが電子制御工学科です.

 

  電子制御工学科の教育目標

 1.電気・電子分野に関する基礎的な知識がある.
 2.機械・力学分野に関する基礎的な知識がある.
 3.制御・情報分野に関する基礎的な知識がある.
 4.各分野の知識を、ものづくりやメカトロニクスに応用する能力がある.
 5.データを収集・解析・考察できる基礎能力がある. 

 

【1年生Nくん】
電子制御工学科は幅広い知識を学べるので電子制御工学科に決めました。そのため、就職先や進学先も多種多様で、これは他学科にはない特長で、入学してからも安心できると思いました。専門の授業では「先生の話を聞いて終わり」ではなく、実際に手を動かして実験などをするのでとても楽しく学べています。毎日が楽しいです。

 

【2年生Oさん】
私は入試前何かモノづくりをしたいと思いつつも、どういうものを創りたいのか分かりませんでした。ですが電子制御工学科で制御系科目はもちろんのこと、幅広く勉強することで,自分に向いた分野、自分を生かせる分野を探すことできのだと思い、この学科を選びました。これは他の学科には真似の出来ないところだと思いました。また高専は、女の子が少ないので他学科の女の子同士の仲が深まると思います。

 

【3年生Hくん】
僕は昔からロボットが好きで、作りたいと思っていました。電子制御工学科ではいろいろな分野が学べ、ロボットが作れるようになると聞き、本学科へ入学することに決めました。日々の授業は難しい内容もありますが、様々な分野の新たな知識を身に着けていることが実感でき、少しずつですが成長を感じられます。最近では、「ロボットを作れるようになれそう」と感じました。

 

【卒業生Kくん】
私は、制御工学と直接は関係しない造船会社に勤務しています。仕事では幅広い工学知識を要求されています。ですが、電子制御工学科で学んだ幅広い工学知識が役に立っています他にもお勧めの点はありますが、電子制御工学科を卒業した今、この学科を選んでとても良かったと実感しています。

 

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