レスコンチームが競基弘賞奨励賞を受賞
本校レスコンチームが「第十六回競基弘賞 2020年レスキューロボットコンテスト奨励賞 スピリット賞」を受賞しました。競基弘賞は阪神淡路大震災でなくなった竸基弘氏にちなんで、レスキューシステムの研究開発に顕著な貢献のあった若手の研究者や技術者を表彰し、研究開発を奨励することを目的とした賞です。競基弘賞のうち奨励賞の部門は、例年レスキューロボットコンテスト本選ファーストミッション出場チームの中から選ばれています。本年度は予選本選とも中止となったため応募書類で審査が行われ、本校チームの「レスキューサポーターによる優しさの具現化に対する挑戦」が評価されての受賞となりました。高専チームの同賞受賞は本校が初となります。
1月13日(水)にはオンラインでの表彰式が開催され、キャプテンの中尾彩乃さん(機械工学科4年)、副キャプテンの荒木保乃香さん(環境・建設工学科5年)、勝谷有紗さん(機械工学科4年)の3名が出席しました。
国際レスキューシステム研究機構―競基弘賞
http://www.rescuesystem.org/award/
技術士講演会を実施
1月19日(火)に、機械工学科と電子制御工学科の3年生を対象に「技術士を知ろう!」講演会を実施しました。技術士会中国本部から講師の方にお出でいただき、技術士制度や、講師の方の経験に基づく技術士としての仕事内容などについてお話していただきました。
勉強方法のコツについても教えていただき、3年生にとってはとてもいい機会となりました。
※本校は、公益社団法人日本技術士会中国本部との連携協定を締結しています。
小泉八雲記念館で怪談VR体験会を実施
情報工学科学生が作成した怪談VR(バーチャル・リアリティ)を一般客に体験してもらうイベントを、1月17日(日)に小泉八雲記念館にて実施しました。怪談VR は情報工学科橋本剛研究室所属の5年生、青柳もえが卒業研究として制作したもので、小泉八雲の作品「むじな」を題材としています。橋本研究室ではゲーム情報学に関する研究を行っており、VRホラーゲームなどの研究に関連して、いかに怖く面白い映像を作るかをテーマとして、地元に関係の深い小泉八雲の作品を題材とし、小泉八雲記念館の協力を得て怪談VR作品の制作をしています。作品は臨場感のあるナレーションと細かい部分まで作り込んだ映像で物語の世界を実際に体験している感覚になります。
小泉八雲記念館長小泉凡さんコメント:「理系の学生が小説をテーマに研究を行ってくれて大変うれしい。VRで八雲の作品を、臨場感たっぷりに味わうことができ、新たな楽しみ方が生まれてすばらしいと思う」。
橋本研究室では、今後も小泉八雲を題材としたVR研究を進めていく予定です。
NHK:小泉八雲作品VR体験で楽しむ |NHK 島根県のニュース
Yahoo News(山陰中央新報): 小泉八雲の怪談VR制作 松江工専生、リアルな3D映像
高専プログラミングコンテスト競技部門代替大会で優勝
本年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、高専プログラミングコンテスト競技部門が中止となりました。その代替として、公式大会で競技システムを開発されている有志の方々によって、12月19日(土)にオンライン上で「非公式31回高専プロコン競技部門」(https://procon-31.web.app/)が開催されました。本校からは1チームが参加し、見事優勝しました。今年の競技部門では、陣取りゲーム用のゲームAIを作って得点を競います。陣取りゲームでは、各マスに得点が振られた長方形の盤面があり、その上を駒が移動して陣を作ったり、陣でマスを囲ったりします。松江高専チームは東京、久留米、舞鶴の3高専と3種類の大きさのフィールドでそれぞれ総当たり戦を行いました。昨年度競技部門優勝の東京高専、優勝常連の久留米高専など強豪校ばかりのハイレベルな戦いでしたが、東京、久留米、松江がそれぞれ6勝し、3高専の同率1位となり、じゃんけんによって松江が優勝となりました。例年よりも小規模での開催となりましたが、楽しくゲームAIを開発する良い機会となりました。
第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会・高専初出場
この度は、第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称:春高バレー)出場にあたり、多くの皆様からのご支援と多額のご寄付を賜り、誠にありがとうございました。大会は新型コロナウイルス対策のため無観客で行われ、本校は1月6日に行われた2回戦で、埼玉県代表の昌平高校と対戦し、0-2(20-25、19-25)で惜しくも敗れました。皆様方から頂いた温かいご支援に、心よりお礼申し上げますとともに、今後とも松江高専男子バレーボール部に一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
第35回中国地区高等専門学校英語弁論大会・暗唱部門第2位受賞
例年中国地区の高等専門学校を会場としますが、本年度の第35回中国地区高等 専門学校英語弁論大会は遠隔(動画審査形式)で実施されました。松江高専から は、尾形真桜さん(機械工学科4年)、山根周介さん(電気情報工学科2年)がプ レゼンテーション・シングル部門に、遠藤結衣さん(電子制御工学科2年)、鳥 谷莉緒さん(電子制御工学科1年)が暗唱の部に参加し、10月下旬に初の動画審 査に挑みました。
12月8日(火)にWebで審査結果発表・表彰式が行われ、鳥谷莉緒さんが暗唱部 門2位を受賞しました(小泉八雲:The Eater of Dreams)。集中講義期間中のハードスケジュールにもかかわらず、皆、熱心に練習を積み 重ね、堂々と気持ちの こもったスピーチ・暗唱をしました。今後も英語学習は もとより、様々なことにチャレンジし続けて欲しいと思います。
教職員を対象としたFD/SD研修会を開催
12月18日(金)441講義室にて、全教職員を対象としたFD/SD研修会を開催しました。この研修会は、例年実施しているものであり、今回は中国四国工学協会高専教育部会(令和2年度部会長:大津宏康校長)の教員研究集会を兼ねて実施したものです。当日は、中国・四国地区の高専13校をオンラインでつなぎ、本校の教職員75名(一部は各研究室にてオンライン参加)を含め、約100名の参加がありました。研修会では、電源開発株式会社 取締役副社長 尾ノ井 芳樹様を外部講師として招き、『エネルギーと気候変動の課題、電力供給者のチャレンジ』と題した基調講演を行っていただきました。また、鈴木純二教授・学習支援WG主査による『「L/T演習」を軸にした多段階学生間相互支援システム』と題した事例紹介を行いました。基調講演、事例紹介後には、参加者から展望などについての質問もあり、有意義な研修会となりました。
湯之奥金山博物館でモノづくり教室開催
令和2年12月6日(日)電子制御工学科久間研究室の5年生(森﨑陽紀君、常松沙智君、湊大輔君、岡崎舜生君)が考案・製作した「トリプル駆動ロボット」を用いた「モノづくり教室」が山梨県湯之奥金山博物館で実施されました。本博物館では、久間研究室と共同で近隣の鉱山遺跡を科学的手法(遠隔操作ロボット、3次元レーザ測定機、最先端のデータ解析ソフト等)を用いて調査研究しています。「モノづくり教室」はこれらの調査方法に興味関心をもってもらい、未来のエンジニアを育てるプロジェクトとして6年前からを実施しています。使用した教材は卒研生が考案した松江高専オリジナル教材です。そのためほとんどの部品は本校に設置されているレーザ加工機や3Dプリンタで学生が製作した物を使用しました。受講者は、ギヤーボックス、車輪、起き上がり機構等の組み立てを行いました。ロボット完成後は障害物のあるフィールドで走行実験を行いました。受講者からは、「親子で一緒になって楽しく作れた」「倒れても起き上がる仕組みは面白かった」「ものづくりのわくわく感を知ることができて本当に良かった」等の意見が寄せられました。