箕田研究室
箕田研究室では,高電圧に関する研究を行っています。研究では,雷のように電圧が高くなると現れてくる放電現象と,それらに関連した技術課題に取り組んでいます。高電圧の利用は,電気を作る発電や,電気を送る送電だけでなく,空気の清浄やコピー機などでも応用されています。特殊な光や熱を作り出すこともできます。このように,高電圧技術は幅広い工学分野で用いられています。
山陰地方などの日本海側で多く見られる,冬の雷をテーマに指導しています。冬の雷が大型風車に落ちると,風車の羽が壊れ風車の運転が停止し発電できなくなることがあります。研究室の学生は,風車の羽を模擬した実験試料に高電圧を加え,冬の雷を防ぐ実験をしています。
また,環境放射線を測定し,そのデータを管理するシステムの開発を行っています。研究室の学生は,地域ごとの放射線の変化を表すプログラムを作っています。
2014年度の卒業研究テーマ
☆風力発電システムにおける雷被害の低減
☆風力発電システムの落雷調査
ほか
2014年度の所属学生
5年生 4名
実験装置/測定装置
高電圧アンプ:さまざまな波形の高電圧をつくる装置です。信号を3000倍の電圧にすることが出来ます。
高電圧試験装置:雷を発生させる装置です。400kVの電圧を出力することが出来ます。