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2015年4月、電気情報工学科がスタートしました

先輩からのメッセージ(芝原さん)

shibahara

芝原 貴之 さん

(2005年3月電気工学科卒業、2007年3月専攻科電子情報システム工学専攻修了)

本田技研工業株式会社勤務

私は電気工学科に入学し、専攻科の電子情報システム工学専攻を2007年に卒業しました。現在、本田技研工業熊本製作所の製品組立ラインで新機種の導入やライン立ち上げ等に従事しています。私を育てて頂いた高専・専攻科の恩師の方々への感謝の気持ちと、これから社会に出て活躍する後輩の方々の活躍を期待してメッセージを送らせて頂きます。

 まず、私の経験からお話します。私は学生時代バイクが大好きで、ツーリングからレースまで行っていました。漠然と二輪業界に関われる仕事がしたと思い、さらに自分が乗っていたHonda製品の乗り易さ・品質でHondaが好きになり、本田技研に入りたいと思い始めました。そのために機械を学べる学科に変えたいとも思い始めました。その時先生に言われた事が「電気はどの業界でも必要な知識、電気工学科で継続して学ぶ事で二輪業界でも必要とされる人材になれる」でした。

 そして私は、電気工学科・電子情報システム工学専攻を卒業しました。最終的に本田技研に入ると決めたのはHonda Philosophy(企業理念)です。当時は中身をしっかりと理解は出来ていませんでしたが、この会社で働きたいと思えるものでした。(長くなるので気になる方はhttp://www.honda.co.jp/guide/philosophy/ を見て下さい) 現在の仕事は機械系の知識を必要とする業務が多いのですが、電気の知識は大いに役に立ち、機械のみしか分からない人に比べ大きな武器になっています。

 次に私が伝えたい事をお話しします。

 まず、自分を知ってください。人を喜ばせる事が好き、一つの事に打ち込む事が好き、人と関わる事が得意、全体を見通す事が得意、スポーツが好き、車が好き、音楽が好き、など、人によって様々だと思います。知るためには色々な経験をしないといけません。授業を受けているだけでは不足です。勉強、部活、趣味、委員会活動、ロボコン何でもよいので、始めた事を自分の考えを持って一生懸命やってみて下さい。また、友達とお互いの見え方を話し合ってみるのも面白いかもしれません。会社でも上司、同僚とお互いの得意、不得意、特性を話し合う事は自分を知り、今後を考える上でとても重要です。

 次に働く目的です。自分を知る事ができたら、自分が何をすれば喜べるか、達成感を得られるかがわかります。人を喜ばせたい、自己実現をしたい、社会貢献をしたい、友達と楽しく過ごしたい、家族を養いたい、趣味を楽しむためのお金が欲しい、何でも良いです。会社の中には色々な考えで働いている人がいます。私の周りにも先ほど挙げた全てのタイプの人がいます。自分がやりたい事が仕事になった人は仕事自体が目的で楽しいかもしれません。しかし、それはごく一部の人です。ほとんどの人が仕事の先にあるお金の為にはたらき、好きな事をして、喜びを得ています。その中で、一生懸命頑張る人が仕事の達成感、楽しさを感じその仕事を好きになり、誇りを持てるようになります。ですから、働く目的を持って下さい。

 続いて、会社選びです。自分の事を知って、目的があれば、すぐに会社は選べると思います。この時私が重要だと思っているのは、その会社のPhilosophy(企業理念)です。組織として何を目的として仕事をしているのか、この理念のために働けるかどうかです。自分の入りたい会社に入っても、必ずしもやりたい事ができるとは限りません。また、会社の中で迷う事もあります。その時この理念に誇りを持てる会社であれば、どんな仕事に従事していても目的は達成できます。実際私は本田技研に入って、当初希望していた二輪開発の仕事に就けず、まったく違った汎用製品の生産ラインの仕事に携わっています。しかし、Philosophyを実現するという点では同じで、誇りを持って仕事をしています。Philosophyが無い会社もあるとは思いますが、その時は、社長の言葉、実際に働いている人から企業風土を聞くなど会社を知る努力をして下さい。

 最後に、会社に入ってからの心構えです。エンジニアとして「不可能」の言葉を簡単に使わないでください。「可能にするためにあらゆる可能性を検討する事」が仕事です。「不可能です。できません」と言う人はいます。でもそれば、ほとんどの場合、お金と時間に課題があるだけです。

 また、会社では給料をもらって仕事をしています。どんな目的で会社に入ったとしても、これは変わりません。当たり前のはずなのに、その自覚が無い人がたくさんいます。その給料は会社が提供している「製品やサービスの対価」としてお客様が支払ったお金から出ているのです。そのお金をもらっている事を自覚し、責任を持って仕事に取り組んでください。

 後輩のみなさんの未来に期待しています!

 

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