1年生から4年生までには、
☆授業で学んだ理論を目で確かめ、理解を深める実験科目
☆学んだことを活用する技術をみがく実習科目
があります。
それぞれの学年での実験実習科目をご紹介します。
電気情報創造演習1
半田ごてや各種工具(ペンチ,ニッパ,ラジオペンチ等)を使用して,テスターキット,センサを使った回路などを製作します。製作したテスターキットを使って測定方法を学びます。また,電子ブロックを用いて回路の構成の基礎を学びます。
電気情報創造演習2
いろいろな電子回路を製作します。電子回路部品を勉強して、回路図から基板を組み立てる技術を身につけます。ラジコン送受信機を製作してテスト走行しています。
電気情報基礎実習1,2
いろいろな電気現象がどのようにして起こるのかを理解するとともに,それらの電気現象を量的に扱うための基本を学びます。また、レポートの書き方など、エンジニアとして必要となる技術を学びます。
基礎情報処理
コンピュータおよびネットワークに関する基礎的な使い方を実習します。そして大切なセキュリティを勉強します。
電気情報創造演習3
4個のモータを使ってロボットを作ります。ルールの中で、どのようなロボットを作り、
どのような戦略で競技を行うか自分で考え、戦います。
電気情報創造演習4
コンピュータ(マイコン)を動かすためにはプログラムが必用です。電気がなければコンピュータはただの箱ですが、プログラム(作業手順)がなくてもただの箱です。電気工学科では、装置の中のコンピュータにもっとも使われているC言語を勉強します。
「オシロスコープ」は,電気(電圧,電流)が時間と共にどのように変化するのかを調べるための計測器です。この実験では,実際に操作をしながらオシロスコープの使い方について学びます。
リレーの使い方
リレーは、電磁石の力でスイッチを動かすパーツです。リレーの基本的な使い方を学び、モータを作動させます。
レゴブロックを用いたロボット制御
レゴブロック(Minsdstorms)キットを用いて、ロボット制御を学びます。
光センサとレゴブロックで組み立てたロボットを使って黒いラインの上を一周できるようにプログラムを作ります。誰のプログラムがいちばん速いかな!
直流回路
中学校の理科で学んだオームの法則について、実験を通して理解を深めます。
交流回路
電気には電池(バッテリー)のような「直流」と、家庭用コンセントのような「交流」の2種類があります。この実験では,オシロスコープを使って交流電源とその回路動作について学びます。
デジタル回路1
コンピュータは,デジタルの電気回路で計算をしています。デジタルの基礎となる論理ゲートについて学び,ICを使ってカウンタや加算器を作ります。
デジタル回路2
コンピュータを使ったデジタル回路の設計法を学びます。コンピュータで作った回路を専用のICに書き込んで動作を確認します。
増幅回路
増幅回路(小さな信号を大きくする回路)は,テレビやラジオ,携帯電話,パソコンなど,私たちの身の回りにある電気機器のほとんどで利用されています。実験では、トランジスタを用い増幅回路を製作します。
計測機器
交流電圧・電流を測る計測器について、仕組みと特性を勉強します。
電源回路
家庭のコンセントには100V / 60 Hz(ヘルツ、1秒間に何回の波があるかを表す単位です)の交流が来ています。しかし、多くの電気製品は直流で動きます。100 V交流から必用な直流電圧を得る回路を勉強します。
シーケンス制御
信号機は、青、黄、赤と順番に変わります。このように順番に動くものをシーケンスと呼びます。実験ではシーケンスをコントロールするプログラマブルコントローラの仕組みや仕様法を学びます。
マイコン回路
ビデオのリモコンで何曜日の何時の番組を録画するか設定できます。これはビデオの中にマイコンと呼ばれる小さなコンピュータが組み込まれているからです。マイコン回路とプログラミングについて勉強します。