小泉八雲記念館で怪談VR体験会を実施
情報工学科学生が作成した怪談VR(バーチャル・リアリティ)を一般客に体験してもらうイベントを、1月17日(日)に小泉八雲記念館にて実施しました。怪談VR は情報工学科橋本剛研究室所属の5年生、青柳もえが卒業研究として制作したもので、小泉八雲の作品「むじな」を題材としています。橋本研究室ではゲーム情報学に関する研究を行っており、VRホラーゲームなどの研究に関連して、いかに怖く面白い映像を作るかをテーマとして、地元に関係の深い小泉八雲の作品を題材とし、小泉八雲記念館の協力を得て怪談VR作品の制作をしています。作品は臨場感のあるナレーションと細かい部分まで作り込んだ映像で物語の世界を実際に体験している感覚になります。
小泉八雲記念館長小泉凡さんコメント:「理系の学生が小説をテーマに研究を行ってくれて大変うれしい。VRで八雲の作品を、臨場感たっぷりに味わうことができ、新たな楽しみ方が生まれてすばらしいと思う」。
橋本研究室では、今後も小泉八雲を題材としたVR研究を進めていく予定です。
YouTube:橋本研究室(作品の動画を見ることができます)
Yahoo News(山陰中央新報): 小泉八雲の怪談VR制作 松江工専生、リアルな3D映像
高専プログラミングコンテスト競技部門代替大会で優勝
本年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、高専プログラミングコンテスト競技部門が中止となりました。その代替として、公式大会で競技システムを開発されている有志の方々によって、12月19日(土)にオンライン上で「非公式31回高専プロコン競技部門」(https://procon-31.web.app/)が開催されました。本校からは1チームが参加し、見事優勝しました。今年の競技部門では、陣取りゲーム用のゲームAIを作って得点を競います。陣取りゲームでは、各マスに得点が振られた長方形の盤面があり、その上を駒が移動して陣を作ったり、陣でマスを囲ったりします。松江高専チームは東京、久留米、舞鶴の3高専と3種類の大きさのフィールドでそれぞれ総当たり戦を行いました。昨年度競技部門優勝の東京高専、優勝常連の久留米高専など強豪校ばかりのハイレベルな戦いでしたが、東京、久留米、松江がそれぞれ6勝し、3高専の同率1位となり、じゃんけんによって松江が優勝となりました。例年よりも小規模での開催となりましたが、楽しくゲームAIを開発する良い機会となりました。
第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会・高専初出場
この度は、第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(通称:春高バレー)出場にあたり、多くの皆様からのご支援と多額のご寄付を賜り、誠にありがとうございました。大会は新型コロナウイルス対策のため無観客で行われ、本校は1月6日に行われた2回戦で、埼玉県代表の昌平高校と対戦し、0-2(20-25、19-25)で惜しくも敗れました。皆様方から頂いた温かいご支援に、心よりお礼申し上げますとともに、今後とも松江高専男子バレーボール部に一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
第35回中国地区高等専門学校英語弁論大会・暗唱部門第2位受賞
例年中国地区の高等専門学校を会場としますが、本年度の第35回中国地区高等 専門学校英語弁論大会は遠隔(動画審査形式)で実施されました。松江高専から は、尾形真桜さん(機械工学科4年)、山根周介さん(電気情報工学科2年)がプ レゼンテーション・シングル部門に、遠藤結衣さん(電子制御工学科2年)、鳥 谷莉緒さん(電子制御工学科1年)が暗唱の部に参加し、10月下旬に初の動画審 査に挑みました。
12月8日(火)にWebで審査結果発表・表彰式が行われ、鳥谷莉緒さんが暗唱部 門2位を受賞しました(小泉八雲:The Eater of Dreams)。集中講義期間中のハードスケジュールにもかかわらず、皆、熱心に練習を積み 重ね、堂々と気持ちの こもったスピーチ・暗唱をしました。今後も英語学習は もとより、様々なことにチャレンジし続けて欲しいと思います。
教職員を対象としたFD/SD研修会を開催
12月18日(金)441講義室にて、全教職員を対象としたFD/SD研修会を開催しました。この研修会は、例年実施しているものであり、今回は中国四国工学協会高専教育部会(令和2年度部会長:大津宏康校長)の教員研究集会を兼ねて実施したものです。当日は、中国・四国地区の高専13校をオンラインでつなぎ、本校の教職員75名(一部は各研究室にてオンライン参加)を含め、約100名の参加がありました。研修会では、電源開発株式会社 取締役副社長 尾ノ井 芳樹様を外部講師として招き、『エネルギーと気候変動の課題、電力供給者のチャレンジ』と題した基調講演を行っていただきました。また、鈴木純二教授・学習支援WG主査による『「L/T演習」を軸にした多段階学生間相互支援システム』と題した事例紹介を行いました。基調講演、事例紹介後には、参加者から展望などについての質問もあり、有意義な研修会となりました。
湯之奥金山博物館でモノづくり教室開催
令和2年12月6日(日)電子制御工学科久間研究室の5年生(森﨑陽紀君、常松沙智君、湊大輔君、岡崎舜生君)が考案・製作した「トリプル駆動ロボット」を用いた「モノづくり教室」が山梨県湯之奥金山博物館で実施されました。本博物館では、久間研究室と共同で近隣の鉱山遺跡を科学的手法(遠隔操作ロボット、3次元レーザ測定機、最先端のデータ解析ソフト等)を用いて調査研究しています。「モノづくり教室」はこれらの調査方法に興味関心をもってもらい、未来のエンジニアを育てるプロジェクトとして6年前からを実施しています。使用した教材は卒研生が考案した松江高専オリジナル教材です。そのためほとんどの部品は本校に設置されているレーザ加工機や3Dプリンタで学生が製作した物を使用しました。受講者は、ギヤーボックス、車輪、起き上がり機構等の組み立てを行いました。ロボット完成後は障害物のあるフィールドで走行実験を行いました。受講者からは、「親子で一緒になって楽しく作れた」「倒れても起き上がる仕組みは面白かった」「ものづくりのわくわく感を知ることができて本当に良かった」等の意見が寄せられました。
全国ダイバーシティネットワークから認定証を受領
本校は、全国ダイバーシティネットワークから「女性研究者活躍促進に向けた環境整備等に取組む機関」として認定され、12月14日にオンラインで認定証交付式が行われました。全国ダイバーシティネットワークは、女性研究者等を取り巻く研究環境整備等に取組む機関をつなぐネットワークで、国内外の動向の調査やGood Practiceの全国的な普及・展開を行い、ダイバーシティ研究環境実現に貢献することを目的としており、本校はH31.2月に加入しました。本校では、管理的立場に女性が少ないことから、女性教職員の声を校長へ直接届ける機会として、2014年度から「校長と女性教職員との懇談会」を実施し、女性研究者を取り巻く環境の把握に役立てています。また、「しまね働く女性きらめき応援会議」への参加や、「まつえ男女共同参画推進宣言企業」への認定など、地域と連携してワーク・ライフ・バランス推進等にも取組み、より良い職場環境づくりに向けて活動しています。今後も研究環境のダイバーシティ推進のための取組みを推進します。
全国高専デザコン2020で「日刊建設工業新聞社賞」を受賞
12月5日(土)・6日(日),オンラインで開催された第17回全国高等専門学校デザインコンペティション(通称:デザコン)in名取の構造デザイン部門に,本校から1チームが参加しました。構造デザイン部門では,34高専34チームが参加し,「紙」を材料とする橋の模型を作製し,その耐荷性やデザイン性を競いました。その結果,本校から参加したチームが「日刊建設工業新聞社賞」を受賞しました。これは,模型の耐荷性とデザイン性が審査員から高く評価されたチームに贈られる賞です。デザコンには,環境・建設工学科の学生が中心となって取り組んでおり,毎年,全国大会に出場しています。今回受賞したチーム6名は,全員が環境・建設工学科の学生でした。模型製作は,構造力学やCAD(Computer-Aided Design)などで学んだ知識を活かして設計をし,それを基に作業を進めていきます。今回の受賞は,より良い作品を製作しようと試行錯誤をしてきた部分が審査員にも伝わった結果だと言えます。来年の大会での更なる飛躍を期待しています。
日刊建設工業新聞社賞
作品名:葉紙(はし)
選手:山崎勝大郎,山本皓成,野津秀太,野田悠斗,蓮岡慶行,大島康生(環境・建設工学科1~4年)
デザコン公式HPはこちら。