平成30年度 入学式 校長式辞

入学式 式辞
 
 
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 
本日ここに、本科生201名、3年次編入の留学生2名、専攻科生31名、あわせて234名の皆さんを松江高専に新入生としてお迎えしました。これから皆さんと本校で共に学び磨きあえることを教職員・在校生一同大変嬉しく思っています。また、これまで温かくお子様方を支えて来られましたご家族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。今後もどうぞお子様方が卒業するまで見守り励まし支え続けていただける様お願い申し上げます。
 
ご来賓の皆様には、年度初めの大変お忙しい中、入学式にご臨席賜り、厚く御礼申し上げます。なお、病気療養中のためご臨席は叶いませんでしたが、島根県の未来を担うエンジニアとして皆さんの入学を祝い、その活躍を願いたいと溝口島根県知事も本校の入学式に出席される予定を立てておられましたことをお伝えいたします。溝口知事のご回復を心から願っております。
 
さて、本日本科に入学された皆さんに3つ約束してほしいことがあります。
 
1つ目は、目標を持って自ら考え行動すること
2つ目は、自分を他人と比べないこと
3つ目は、困った時には早め早めに相談すること
 
です。
 
まずは、一人一人が難関の入学試験を乗り越えてきたことに自信を持ってください。松江高専には、目標を持って自己を磨き続けることが出来るとても素晴らしい環境が整っています。みなさんのお手本となる先輩方、学生への熱い思いに溢れた教職員、最先端の技術が学べる施設設備があります。しかし、これらの整った環境を自分のものとして大きく成長していけるかは、皆さんがいかに自ら考え行動できるかにかかっています。卒業の5年先を見据えて行動することは中々難しいですが、来年の今日4月5日には皆さんは、どのような学生でありたいですか? こんな学生になっていたいとどうぞ具体的に思い描いてみてください。その思い描いた自分に少しでも近づくためには何をすれば良いでしょうか?これからどう行動すれば良いのか自ら考え、具体的に動いてください。中学生の時の様に誰かに言われて動くのではなく、自らの考えと意志による行動で得られることははるかに貴重で自分の成長の大きな糧となるはずです。松江高専の学生として、目標を持ち、自ら考え行動することを今日から始めて欲しいと思います。
 
2つ目の「他人と比べない」は、これから学生生活をしていく上でとても大切なことです。松江高専は、とても多くの中学校から難関の入学試験を乗り越えた学生が入学して来ています。色々な地域から多様な個性を持った学生が集まってそれぞれの個性を尊重しながら学びあっているのが松江高専の誇るところ、良いところです。お互いの違いや良さを認め合い、そして助け合い学業に励んでください。他人と比べて劣っているとか、他の人が出来るのに自分が出来ないとかで落ち込む必要はまったくありません。落ち込む前に何が足りないのか分析してみましょう。前に進むために必要なことは、他人と比較することではありません。自らの目標を達成するための行動をとってください。みなさんの可能性は無限大です。その無限の可能性を引き出すのは皆さん自身です。
 
次に、3つ目の「早め早めに相談する」についてです。中学校と環境が大きく変わり、大きな環境の変化で不安なことや悩みが出てくるかもしれません。体調不良になることもあるかもしれません。そんな時には、自分一人で鬱々と考えているよりも誰かに早め相談することをお勧めします。思春期の皆さんにはいろいろな悩みがあって当然です。相談相手はお母さん、お父さん、ご家族、担任、誰でも信頼できる大人であれば良いのです。本校には学生相談室もあります。一人で抱えきれなくなる前に大人に相談することで解決できることがあることを知っておいてください。
 
目標を持って自ら考え行動すること
自分を他人と比べないこと
困った時には早め早めに相談すること
 
この3つを心にとめて楽しく松江高専の学生生活を送って欲しいと願っています。
 
本校に編入したラオスからのコン君、モンゴルからのドゥルゴーン君には、エンジニアとして日本の最先端の技術を学ぶだけでなくここ松江に息づく日本の文化や伝統にも触れてください。日本人学生に溶け込み、友情を育み、将来日本と自国の架け橋となれるエンジニアを目指して目標を高く持って、励んでいくことを期待しています。
 
専攻科入学の31名の皆さんには、他大学への編入ではなく本校の専攻科を選択したわけですから、専攻科の特徴や良さを思う存分利用してほしいと思います。本科での研究を継続できること、その研究をさらに大きく発展させることが出来るのも専攻科の強みです。自分の専門性をより強固なものとするために高度な理論・技術を身につけ、創造性をもち、身につけた知識を知恵に変えられるエンジニアとして挑戦し続けてください。グローバル化の進む中で、専攻科生として国際学会へのチャレンジも期待しています。また、皆さんが辿ってきた同じ道を歩む本科生の良き理解者・相談相手となっていただきたいと願っています。2年間という短い期間ですが、この松江高専で日々チャレンジし続け、人としてのさらなる成長を望みます。
 
最後にみなさんの本校への入学を支えてくださった全ての方々に感謝の気持ちを忘れず、大きな志を持って、今日から始まる本校での学生生活が楽しく実り多きものになることを祈念して、式辞といたします。
 
平成30年4月5日
松江工業高等専門学校長 平山けい