木喰仏に関する講演会を実施

1月14日(月)、兵庫県猪名川町主催で天乳寺本堂(猪名川町万善)において、「報告会:木喰仏の3次元画像があなたの前に出現!!」が開催されました。本報告会では本校電子制御工学科の久間教授と福島崇生くん(電子制御工学科5年)が「3次元レーザスキャナを用いた木喰仏のデジタル化」と題して講演を行いました。「木喰仏」とは、江戸時代の遊行僧である、木喰明満上人が彫り遺した仏像のことです。 猪名川町に遺された木喰仏は、木喰明満上人(1718~1810年)最晩年の円熟した作品であり、微笑みを浮かべていることから、”微笑仏”とも呼ばれています。

講演会では、福島学生が卒業研究として取り組んだ3次元レーザスキャンを用いた非接触形状測定の実機デモを行った後、取得した3次元点群データから「使用された木材の材質」「体積」「重心位置」「横転角度」等を求める手法を説明しました。また3次元点群データを用いて3Dプリンタで模型を製作する説明も行いました。現在、模型は猪名川町立「ふるさと館」で常設展示されています。最後に天乳寺の渡辺住職より、「天乳寺木喰仏について、科学の側面から調査することで、これまで不確定であった木喰仏の材質等を非接触で特定することができたことは大変興味深い、更なる研究成果が待たれる」とコメントを頂きました。